HubSpotフォームで特定のメールアドレスからの送信を拒否する方法

HubSpotフォームでドメイン拒否

HubSpotにはフォーム作成機能が備わっており、WEBサイト上にお問い合わせ用のフォームや資料ダウンロード用のフォームなどさまざまな形でフォームを埋め込んでHubSpot上に顧客情報を貯めているかと思います。しかし、中には明らかにいたずらと思われるメールアドレスや競合他社の情報収集と思われるもの、明らかな営業目的のメールアドレスなどが含まれることがあります。今回はそうしたメールアドレスからフォーム送信ができないようにする設定について解説していきます。

フォーム送信をしてほしくないメールアドレス(ドメイン)を特定する

WEBサイトにフォームを設定していると、日々さまざまな形で問い合わせがきます。商品やサービスに関する問い合わせはもちろん、採用に関する問い合わせや協業に関する問い合わせ、営業目的での問い合わせなどもあります。WEBサイトから問い合わせが来たと思って、内容を見に行ったら、営業目的の問い合わせだった…という経験も1度や2度ではないのではないかと思います。

HubSpotではそういった問い合わせをフォーム上で排除することができます。

HubSpotのフォームにて、フォーム送信してほしくないドメインを指定するには2つの段階で考える必要があります。

  1. HubSpotが独自に収集している「使い捨てEメールとしてよく利用されるドメイン」を一括でブロック対象とする
    HubSpotは独自に使い捨てアドレスとしてよく使われるドメインの収集と更新を行っており、それを一括でブロック対象とすることができます。その数はおよそ5,000件にものぼります。一覧は長くなってしまうので今回は省略いたしますが、もしどんなドメインがブロック対象となるのか知りたい方は以下のサイトをご覧ください。==>HubSpotフォームにて一括でブロック対象となるドメイン一覧
  2. 独自のドメインをブロック対象とする
    例えば上記に載っていないがよく来る使い捨てメールアドレスのドメインや、(BtoBビジネスを展開している場合)個人からの問い合わせであることが多いのでブロックしたい場合、または何度もフォーム営業等の形でフォーム送信してくる企業のドメインなど、上記一覧に載っていないものでブロックしたいものを自ら指定してブロックすることができます。

HubSpotのフォームにて、特定のドメインからフォーム送信できないように設定する

では、どのようにHubSpotフォームにて特定のドメインからフォーム送信できないように設定すればよいのかについて見ていきたいと思います。

まずは設定したいHubSpotフォームを[マーケティング]→[リード情報の収集]→[フォーム]から選択します。

HubSpotフォームでドメイン拒否01

HubSpotフォームでドメイン拒否01

 

ドメイン拒否を行いたいフォームを表示させたら、右側のフォームプレビュー画面にてEメールのセクションをクリックします。すると左側にて、Eメールセクションの設定画面が表示されますので、一番下に移動します。すると[ブロック対象のEメールドメイン]という箇所がありますのでここで設定を行います。

HubSpotフォームでドメイン拒否02

HubSpotフォームでドメイン拒否02

 

前項にて説明したHubSpotが独自に収集するドメインを一括拒否したい場合は[フリーEメールのプロバイダーをブロックします]という箇所にチェックを入れます。
※「リストを確認」というリンクにて、最新の拒否対象ドメイン一覧を見ることができます。

また[ブロック対象のEメールドメイン]という箇所に自身で設定したいドメインを指定することができます。ドメインが複数ある場合はカンマで区切ることで複数入力することができます。今回は

  • gmail.com
  • yahoo.co.jp
  • hotimail.com

をブロック対象としたいと思います。これで保存すれば設定完了となります。

HubSpotフォームでドメイン拒否03

HubSpotフォームでドメイン拒否03

 

実際のフォームに設定したドメインのEメールアドレスを入れてみます。すると、以下のように注意書きが表示され、フォーム送信ができなくなります。
「ビジネス用のEメールアドレスを入力してください。このフォームにgmail.comからのアドレスを入力することはできません」

HubSpotフォームでドメイン拒否04

HubSpotフォームでドメイン拒否04

 

1点注意事項としては、上記フォームにおける

ビジネス用のEメールアドレスを入力してください。このフォームにgmail.comからのアドレスを入力することはできません

という文言は、現時点では変更することはできません。例えばBtoCビジネスを行っている場合には、この文言は適切ではないと感じるかと思いますので、BtoCビジネスを展開してる場合は、この機能は使わないほうが良いかもしれません。

 

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