コスパ抜群で高機能!HubSpot CRMとZoho CRMを徹底比較

HubSpot CRMとZoho CRMは、コストパフォーマンスの良いCRMとして利用者の多いツールです。今回は、HubSpot CRMとZoho CRMの特徴、機能、価格を比較解説します。使いやすさやカスタマーサービスの違いもぜひ、参考にしてください。

 

HubSpotとZoho CRMの特徴を比較

いまや、CRMプラットフォームは、社内の顧客対応の効率化やチーム連携には欠かせません。数多くのCRMが出回る中、HubSpotとZoho CRMは、どちらも高評価を得ているCRMツールの代表格です。まずは、この2つの特徴の違いを見ていきましょう。

 

HubSpotの特徴

HubSpotは、企業のインバウンドマーケティングを成功に導くCRMプラットフォームです。コンテンツの力でリードを生み出し、顧客化するために必要な機能が充実しています。

多機能な顧客管理(CRM)が完全無料で使えるだけでなく、企業の組織体系や業務に合わせて、マーケティングやセールス、カスタマーサービスのツールとの連携も可能です。そのカスタマイズや拡張のための操作もシンプルで簡単に完了できる点は大きな特徴といえるでしょう。

 

Zoho CRMの特徴

Zoho CRMは、多機能でカスタマイズ性も高い割に、有料版でも低価格で利用できる点が魅力です。より高額な他社ツールと近い機能を持ちます。1ユーザーから使え、有料版でも15日間の無料トライアルが用意されています。

営業活動を助ける機能も備わっており、レポート作成やフォローメール送信なども自動化できます。ただ、Web施策のトラッキングや自動化などマーケティング機能については別途、他ツールとの連携・拡張が必要となるでしょう。

また、海外開発のツールであるため、トラブルがあった際のFAQなどが英語表記で、日本語訳がない場合もあります。Zoho CRMとの連携が容易なZohoの営業・マーケティング支援ツールに関してはその傾向が顕著です。開発中でやや不安定な機能もあるため、企業で本格的に使用する場合はZoho導入支援を行っている会社のサポートがあると安心です。

 

HubSpotとZoho CRMの機能、価格を比較

では、もう少し具体的にHubSpotとZoho CRMの価格や機能面を見ていきましょう。使いやすさやカスタマーサービスの違いも、ぜひ比較検討の参考にしてください。

 

価格

CRMだけで見ると、HubSpotのCRMは無料で利用可能です。Zoho CRMは3ユーザーまでなど各種制限はあるものの無料プランも用意されています

続いて、CRMとの連携・拡張により、マーケティングやカスタマーサービスなどさらに多くの機能を満たす有料プランで比較してみましょう。以下は、HubSpot CRMのSuiteStarterプランとZoho CRM PLUSパッケージの料金です。

最低価格は、HubSpotが月額6,000円、Zohoが1ユーザーあたり6,840円という設定です。10ユーザーの場合、HubSpotが月額30,000円、Zohoは68,400円になります。50ユーザーで使うとHubSpotが月額150,000円、Zohoは342,000円です。

必要な機能にもよりますが、有料オプションが必要な場合、ユーザー数が増えれば増えるほどHubSpotの方が安い値段で使用することができます。

 

機能

HubSpotは、顧客、システム、社員を管理する社内の全メンバーにとって使いやすい設計です。CRMの設定や管理に専門家の知識やスキルを必要としません。導入コスト(時間、労力、費用)とランニングコストを抑えた運用が可能です。サードパーティーからのデータのインポートも容易ですし、さらに高度な運用にも対応します。

Zohoも、基本的な機能やカスタマイズはプログラミング等の専門知識がなくても行えます。しかし、サードパーティーとの連携でつまずくユーザーも多く、プログラミングに強いシステム管理者がいた方が安心でしょう。操作や機能の面では、HubSpotのほうが安心度は高いといえます。

 

使いやすさ

HubSpotの強みは、顧客に対応する各担当者の業務をスムーズにするための機能が優れている点です。そのため、社内に定着しやすいという評価・レビューも多く見受けられます。

導入した他社ツールが複雑過ぎるためにシンプル設計のHubSpotに移行する事例も少なくありません。順調に社内に定着することでデータの質が向上し、自動化やより確度の高いレポート作成・分析ができるようになったという声もあります。

Zohoは、初めてのCRM導入で、試しにCRMを使ってみたい場合には最適なツールかもしれません。特に少人数で活用する場合の導入の手軽さも魅力でしょう。ただ、Webマーケティングを実施する上で十分な機能を揃えたい場合には、外部ツールとの連携が不可欠です。拡張には専門スキルが必要になる上、個々のツールで使い方やインターフェースが異なるため社内浸透にも時間がかかります。

 

カスタマーサービス

HubSpotは、質の高いカスタマーサポートを提供しています。カスタマーサービスの料金が、契約価格に含まれている点も特徴です。自社運営のサポートチームによる対応なので信頼性も高いでしょう。また、カスタマーサービス活用上のさまざまな情報を提供しているHubSpotアカデミーも利用できます。

一方、Zohoのカスタマーサービスを利用する場合、代理店によるサポートがセットになった導入支援プランが推奨されています。また、基本的な使い方についてはサイトにも説明がありますが、トラブルの際の対応や細かいカスタマイズ等は英語での文面のみの場合もあります。

 

HubSpot CRMとZoho CRMは企業規模や用途に合わせた選択を

HubSpotとZoho CRMは、どちらも多機能でコストパフォーマンスに優れたCRMツールです。

トライエッジは、HubSpotとZoho CRMの両方とパートナー契約を結び、ツールの導入支援サービスを提供しています。ツール選びや導入前のお悩みにも対応していますので、ぜひ一度ご相談ください。