名刺管理サービス「アルテマブルー」の評判と使いかた

企業にとって、社員の活動の結果として得られる顧客情報や協業先情報は大切な資産です。しかしその管理は個人やグループ単位に依存し、しっかりとデータベース化されている企業が少ないのも現状です。そういった課題を解決してくれるのが、名刺管理ツールです。この記事では、キヤノンエスキースシステム株式会社が提供する「アルテマブルー」をご紹介します。

 

名刺管理ツールアルテマブルーの特徴と使い方

    

名刺データは、収集するだけではなく活用することで成果を発揮します。アルテマブルーは、「活用」にこだわったサービス設計がされています。アルテマブルーの特徴と使い方について、詳しく説明していきます。

 

やさしい操作性で使いやすいアルテマブルーの特徴

アルテマブルーは直感的に使用できることにこだわって作られていますので、専門的な知識がなくても誰にでもすぐに使い始めることができます。

 

営業に役立つ機能が充実

アルテマブルーには、営業に役立つ機能が多く備わっています。たとえば、自社とお客様の人脈をマップ化し、最適なコンタクト方法を可視化できます。送信元をそれぞれの個人アドレスにしたメールの一括送信(One to Oneメール)では、現場の負荷なく組織全体として顧客へのアプローチを管理することができます。さらに、名刺データに対して日報を作成し、より詳しい顧客情報をデータ化することが可能です。

 

コンサルティングで導入も安心

アルテマブルーでは、専任の担当者による事前のコンサルティングサービスを実施しています。各社に応じた運用方法を紹介し、それに沿って2週間のトライアルができますので、導入後のミスマッチを防げます。

 

専用機器は不要

名刺の読み込みには、専用端末が必要なサービスもあります。そういった専用端末が不要で初期投資が抑えられる点もアルテマブルーの強みです。

 

アルテマブルーの使い方

アルテマブルーはインターネットに接続可能なPC、タブレット、また外出先のスマホなどからWebブラウザ経由でサイトにアクセスして利用することができます。ここでは4つの作業別にその使い方と機能をご紹介します。

 

名刺を取り込む

名刺の取り込みは、複合機・スキャナーからのスキャンまたはスマホの写真撮影で行います。

また、取り込み後の文字データ化にはOCR(画像から文字をデータとして読み取るコンピューター処理)後オペレーターによる補正を行います。こちらについては、下記2つのプランから選択できるので、状況に応じて費用をかけずに使うことも可能です。

  • フルモード:オペレーターの処理を50円/枚で委託
  • ゼロモード:自社内で文字データを補正(無料)

 

名刺情報の整理

昇進、住所移転などで名刺情報の更新があった際にも簡単に情報を整理することができる機能が充実しています。その一例を紹介します。

  • 同一人物の名刺情報を別の社員が登録した際に自動通知
  • 社名や住所の変更も同じ企業の複数の名刺は一括更新が可能
  • 任意のグルーピング(業種、業界別など)が可能
  • 社内の担当者が退職(アカウント削除)しても名刺情報はそのまま保存
  • 日経新聞に掲載される人事情報に応じて毎日アップデート

 

名刺情報を活用

さきほど紹介した「人脈マップ」「メール」「日報」に加え、「名刺外の情報(家族構成、趣味、誕生日)の登録欄の設定」や「情報収集ボタンで企業情報(株価、企業のホームページにアクセス、会社までの経路の確認)へワンクリックでアクセス」など、営業に役立つ機能を使って名刺情報を活用することができます。

 

利用を管理する

利用者が安心して使えるよう、セキュリティ面にも考慮された管理機能が用意されています。

  • 名刺ごとの公開範囲、アカウントごとの閲覧権限の設定
  • 部署ごと、ユーザーごとの利用状況レポート(CSVダウンロード可能)
  • パスワードの文字数、文字種、有効期限の設定
  • 端末にデータを残さない専用ブラウザ「KAITO for アルテマブルー」も利用可能

 

キヤノンエスキースシステム株式会社とは

引用:https://www.canon-esys.co.jp/

キヤノンエスキースシステム株式会社は、1994年の創業(当時は日本グプタ株式会社)よりCRM(カスタマーリレーションシップマネジメント、顧客関係管理)の分野で事業を続けてきた会社です。

現在はキヤノン電子株式会社の完全子会社で、アルテマブルー以外にも「WEBマーケティング」「メールマーケティング」「SFA(営業支援システム)」などCRMに関連するさまざまなサービスを提供しています。

 

kintone連携など、アルテマブルーとSFAの連携

引用:https://ultimablue.jp/assets/img/connect/kintone/overall-img01.jpg

名刺情報はCRM、SFAシステムと連携することで、よりその効果を発揮します。アルテマブルーも「kintone」「Microsoft Dynamics 365」「Salesforce」との連携が可能です。

例えばkintoneでは、アルテマブルーで取り込んだ名刺(顧客)情報をkintoneの取引先担当者管理、会社管理、案件管理、コンタクト管理といったテンプレートで活用することが可能です。

 

なぜ今アルテマブルーが必要か

市場が伸び悩み、働き方改革関連法の成立などにより効率化を強く求められる中で、組織的でシステマチックな営業活動を行うことが必要となってきました。

顧客情報を管理し、定期的にアプローチ、顧客にあった提案をするためにはまず名刺情報をデータベース化することが基盤となります。活用のシーンをしっかり見据えサービス設計がされているアルテマブルーは、これからの導入に適したツールです。

また、名刺管理ツールでデータ化した顧客情報をどのように営業やマーケティングに生かしていくかについては、弊社トライエッジの得意分野でもあります。もし必要があれば、名刺をデータ化するところから代行も可能です。名刺管理ツールご利用後のデータ活用にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。