マーケティングオートメーション（MA）ツールは、米国で誕生したマーケティングツールです。MAツールは複数のマーケティングチャンネルを単一のプラットフォームで連携管理することで全体的なマーケティングを効率的に実施することが可能となります。Adobe Marketing CloudはMAツールの中でも非常に注目されており、グローバル各国の企業で活用されています。
この記事の目次
Adobe Marketing Cloudの特徴と使い方
Adobe Marketing Cloudには、大きく分けて3つの特徴と使い方があります。
Adobe Experience Manager
Adobe Experience Managerの役割は、コンテンツ管理です。この機能を使うと、マーケティング活動に必要な画像や動画などのクリエイティブ素材をクラウド上で一元管理できます。PC・モバイルサイトだけでなく、看板やアプリなどのコンテンツ管理も可能です。そのほか、顧客が会員登録時に使用するフォームの作成も対応しています。
Adobe Campaign
Adobe Campaignでは、キャンぺーンの管理を行えます。メール配信、広告出稿、キャンペーン展開を一元管理すると、これまでバラバラに管理されていた施策によって発生していた非効率な業務を効率的に推進することができます。また、カスタマージャーニーの中で顧客が現在いる位置を把握し、自動的な施策展開が可能です。
Adobe Target
Adobe Targetを使うと、ウェブサイトやモバイルアプリの最適化を図れます。過去の顧客行動履歴を自動的に分析させると、顧客に応じたコンテンツの出し分けやレコメンデーションの表示を行うこともできます。
Adobe Marketing Cloudの価格は？気になる料金体系
Adobe Marketing Cloudの料金プランは、残念ながらウェブサイト上には公開されていません。大企業向けのソリューションであるため、外資系広告代理店や総合代理店を通じて利用することが多いようです。取り扱っている代理店については、こちら（https://www.adobe.com/jp/partners/partnerfinders.html ）から検索できます。
運営会社「アドビシステムズ」とは
引用： https://www.adobe.com/jp/about-adobe/corporate-responsibility.html?promoid=322TC14M&mv=other
アドビシステムは、米国で1982年に設立された会社です。日本法人は東京の大崎に拠点を置いています。「世界を動かすデジタル体験」をミッションに、アプリやコミュニティを管理する「Creative Cloud」、デジタルマーケティングを起点に顧客体験を管理する「Experience Cloud」、ドキュメントの共有とワークフローの効率化を図る「Document Cloud」を提供しています。グラフィックデザインには欠かせないIllustratorやPhotoshopなどのソフトも、「Creative Cloud」の一つです。
Adobe Marketing Cloudの外部ツールとの連携・拡張性
Adobe Marketing Cloudは、プライベートDMPやAppsFlyerのような広告効果測定ツールなど、さまざまな外部ツールと連携することが可能です。連携可能な外部サービスは日々更新されているため、社内ですでに使用しているツールがある場合は、一度Adobe Marketing Cloudを扱っている代理店へ問い合わせることをおすすめします。
高度で包括的なソリューション提供を行うAdobe Marketing Cloud
Adobe Marketing Cloudは、オンラインとオフラインにおけるあらゆるマーケティング活動をクラウドで一元管理できる、包括的なマーケティングソリューションです。
提供している機能は多岐に渡るため、自分で学習して使いこなすようになるにはそれなりの時間を必要とします。無料体験や知識を習得するトレーニングサービスを提供していますので、そういったもので先に概要を理解しておくのも良いでしょう。
ただしAdobe Marketing Cloudは大企業に向けたソリューションを主としており、マーケティングや営業のリソースが足りない中小企業にはあまり適さないかもしれません。弊社トライエッジでは、小回りのきくCRM活用やマーケティング施策の実行支援で、中小や地方の企業様にもご好評をいただいております。マーケティング施策に課題感を持っている方は、トライエッジまでぜひお気軽にご相談ください。
