Zoho CRM / Zoho Campaigns/ Zoho SalesIQ ではじめるマーケティングオートメーション。設定手順の流れを解説

Zohoでは、Zoho CRMで顧客管理・営業管理を行うだけではなく、メール配信アプリのZoho Campaigns、ウェブスコアリングのZoho SalesIQを活用することにより、どの顧客がウェブサイトを訪問してくれたか、どういった行動をしているのかを計測し、顧客の興味関心度合いに応じてメールを自動的に配信するという、MA(マーケティングオートメーション)を構築することが出来ます。

価格が手頃なZohoシリーズであれば、月額1万円以内で始めることも十分可能です(※WEBサイトへの訪問者数により変動します)。ただ、それらをスタートさせるためには、Zoho CRM / Zoho Campaigns / Zoho SalesIQそれぞれで設定をする必要があり、多少なりとも手間と時間がかかります。

今回はその設定手順について、過去の記事を参照しながら説明していきたいと思います。

 

Zoho CRM/Zoho Campaigns/Zoho SalesIQを活用したマーケティングオートメーションを行うための基本的な手順

Zoho CRM/Zoho Campaigns/Zoho SalesIQを活用して、マーケティングオートメーションを行うためには、以下のような手順が必要となります。

鉄製手順
  1. 3つのアカウント(Zoho CRM / Zoho Campaigns / Zoho SalesIQ)を作成する
  2. Zoho SalesIQのタグを自社のウェブサイトに埋め込む
  3. 3つのアカウント(Zoho CRM / Zoho Campaigns / Zoho SalesIQ)を連携する
  4. Zoho CRMのフォームをホームページに埋め込む
  5. インポートするデータを準備する
  6. Zoho CRMの項目をインポートするデータに合わせて設定する
  7. データをZoho CRMにインポートする
  8. Zoho Campaignsでメールを作成して送信する

順番に見ていきましょう。

ステップ1 3つのアカウント(Zoho CRM / Zoho Campaigns / Zoho SalesIQ)を作成する

まず、Zoho CRM / Zoho Campaigns / Zoho SalesIQのアカウントを作成します。
こちらのページから、それぞれのアカウントを作ってください。

まず試しに設定をしてみたいという場合は、

Zoho 推奨プラン
  • Zoho CRM→プロフェッショナルプラン
  • Zoho Campaigns→無料プラン
  • Zoho SalesIQ→無料プラン

で初めて見ると良いでしょう。

 

ステップ2 Zoho SalesIQのタグを自社のウェブサイトに埋め込む

Zoho SalesIQは、自社のウェブサイトにタグを埋め込まないと、サイトへの訪問者を追跡することができません。

Zoho SalesIQにログインをして、Zoho SalesIQで発行できるタグを自社のウェブサイトに埋め込みましょう。Zoho SalesIQの初期設定・タグの埋め込みなどについては、Zoho社から出されている「この一冊でサクサクわかるはじめてガイド SalesIQ」のマニュアルを是非参照してください。

この一冊でサクサクわかるはじめてガイド SalesIQ(PDF資料)

 

ステップ3 3つのアカウント(Zoho CRM/Zoho Campaigns/Zoho SalesIQ)を連携する

つぎに、Zoho CRM / Zoho Campaigns / Zoho SalesIQを連携させていきましょう。Zoho CRMとZoho Campaignsの連携方法についてはこちらの記事をご覧ください。

Zoho Campaigns × Zoho CRMの連携で、メルマガを楽々配信!2019-08-02

また、Zoho CRMとZoho SalesIQの連携については、こちらの記事をご覧ください。

Zoho CRMとSalesIQの連携方法が分かる!動画紹介!2019-09-21

 

ステップ4 Zoho CRMのフォームを自社のウェブサイトに埋め込む

次にZoho CRMで作成したフォームを、自社のウェブサイトに埋め込みます。これをすることにより、インターネットから問い合わせが来た場合、その問い合わせの情報を自動的にZoho CRMにデータとして取り込むことが可能となります。

下記の記事をご覧いただき、設定をしてください。

Zoho CRM WebフォームHP00

Zoho CRMのWebフォームをホームページにあったデザインに変更する方法2018-05-03

 

ステップ5 インポートするデータを準備する

Zoho Campaignsを使用してメールを配信したい顧客データを準備します。顧客データはExcelなどでまとめます。(CSVの形式でもOKです)

データについては、1行目を項目名として、2行目から実際のデータを入れていきます。このあと、Zoho CRMにデータをインポートする際、1行目は項目名として使用するため、1行目はインポートされませんのでご注意ください。

 

ステップ6 Zoho CRMの項目をインポートするデータに合わせて設定する

ステップ5のインポートするデータの準備が整ったら、いよいよZoho CRMの設定を行います。少し多いですが、このCRM Letterの過去の記事をご覧にいただき、Zoho CRMの構造を理解してください。

Zoho CRM 設定編「顧客情報」 ①顧客情報の項目カスタマイズ方法 補足編2018-07-31

Zoho CRM 設定編「顧客情報」 ①顧客情報の項目カスタマイズ方法2018-07-26

Zoho CRM 設定編「全体概要と初期設定」④その他の階層・機能編(レポート・ダッシュボード)2018-07-19

 

ステップ7 データをZoho CRMにインポートする

Zoho CRMの設定が終わったら、いよいよデータをZoho CRMにインポートします。データのインポートは最初は慣れないかもしれないですが、失敗しても一括で削除できますので用意したデータがしっかりとインポートされるまで何度かトライしてみましょう。

下記の記事を参照して、Zoho CRMへデータのインポートを行ってください。

Zoho CRMのデータインポートは事前準備が重要!失敗しないポイントを解説2019-09-04

Zoho CRM 設定編「顧客情報」②顧客情報の登録方法(手入力 / 一括インポート)2018-08-01

 

ステップ8 Zoho Campaignsでメールを作成して送信する

データがZoho CRMに入ったら、いよいよメールの配信です。下記の記事を参照して、メールを作成し、顧客に配信しましょう。

メールマガジン作成の基本4ステップ!メルマガ作成時の事前準備から配信後のフォローまでを解説!2019-10-30

Zoho Campaigns × Zoho CRMの連携で、メルマガを楽々配信!2019-08-02

設定ができていれば、メールを開封した顧客の行動分析などができ、効率的に営業活動を行えます。

 

 

トライエッジ(Zoho社認定パートナー)のマーケティングオートメーション支援について

株式会社トライエッジ(Zoho社認定パートナー)では、Zohoマーケティングオートメーションツールである、「Zoho Campaigns」「Zoho SalesIQ」「Zoho MarketingHub」の導入・運用支援・運用代行を行っております。

Zoho社のマーケティングオートメーションツールは、月額1,440円〜からのお手軽な金額からスタートすることができます。社内に運用担当者がいないという場合でも、トライエッジで運用を全て代行することができますので、全く知識がない場合も安心です。

 

また、株式会社トライエッジではZoho CRMの導入に関する体系的なマニュアルとなる書籍「Zoho CRM 最強の教科書」を2019年の5月に出版し、多くの方々にご好評いただいております。

現在、第1章・第2章が無料ダウンロード可能ですので、Zoho CRMに興味を持たれた方はぜひこちらを御覧ください。

Zoho CRM 最強の教科書

また、トライエッジではSFA/CRM/MAの導入・運用のお手伝いをしています。
ご相談は無料なので、お気軽にお問い合わせください。