メルマガのクリック率10倍!年始のご挨拶メールに仕掛けた〇〇とは

年末年始には、多数の企業からご挨拶のメールマガジンが送られてきます。でも、どれも開封しなかった、という人も多いのではないでしょうか。弊社トライエッジでは、マーケティングの検証も兼ねてお正月ご挨拶メルマガにとあるものを添付してみたところ、クリック率が通常の10倍と驚異的な結果になりました。この記事では、その詳細についてご紹介します。

「年始のご挨拶メール」のネタ、困っていませんか?

年始は年賀状を送る時期ということもあり、メールマガジンを送るには格好の機会。特にプレスリリースなどの目新しいニュースがなくても、「年始のご挨拶」を口実にメール配信を行おうと考えている企業の担当者も多いのではないかと思います。

しかし、年明けに届くメルマガは、正直どれも似たような内容です。代表の新年の抱負や、企業が今年掲げる目標、前年の感謝と今年のご挨拶、会社メンバーの初詣の様子、と言ったところでしょうか。
その企業のメンバーの知り合いやファンであれば、そうしたメールも友達からの年賀状を見るような感覚で開封するかもしれません。でも、その企業の面々と関わりがない人にとっては、そのメールを開くメリットがあまり感じられず、開封しないままゴミ箱へ…となってしまうパターンも多いのではないかと予想されます。

そこで、トライエッジは、年始のご挨拶メルマガにちょっとした工夫をしてみました。

トライエッジが年始メルマガに入れ込んだ「とある仕掛け」とは

トライエッジの年始のご挨拶メールは、読み物として楽しんでいただけるように、他社とはちょっと違う「とある仕掛け」をしてみました。

まず、年賀状にも使った写真を雑誌の表紙風に加工した画像を。築地にオフィスを構える弊社らしく、築地本願寺の前でメンバーがイノシシの被り物をして撮った写真です。合成ではありませんよ!

そして、このメールにはトライエッジが仕込んだネタがもう一つ。

メールの文面は数行で簡素にし、URLをクリックした先にご挨拶や今年の展望、抱負を記載しました。URLは4種類作成し、文面はすべて同じもの、リンク先のページの一番下には初詣でもおなじみの「おみくじ」を載せました。

4つのURLのうちの一つが、こんな感じです。一番下までスクロールするとおみくじの結果を見ることができます。おみくじの結果は、URLごとに違うものが表示されるようになっています。

メールマガジンのタイトルは「◆運試しおみくじ付!◆年始のご挨拶【株式会社トライエッジ】」とし、この工夫が一目でわかるようにしました。

おみくじメールのクリック率は通常のなんと10倍!

実際にこの「おみくじメール」、どのような効果や反響があったのでしょうか。

まずは、メールマガジンの開封率について。
通常のメールマガジンの開封率は30%〜38%程度。今回の「おみくじメール」は38%。
メール配信を行うリストは同じものを使っています。
平均値より高い数値ではあるものの、普段のメールマガジンと大差ない結果です。

次に、気になるクリック率についても結果を見てみましょう。
通常のメールマガジンでは、ちょっとお恥ずかしいですが、メールに記載されたURLのクリック率は1〜3%程度。
「おみくじメール」では、なんと34%通常の10倍にもなる驚異的な数値をたたき出しました!

ちなみに、4つのURLのクリック数には、そこまで大きな差はありませんでした。
わずかですが一番上がもっともクリックされており、2番目、3番目、4番目と下に行くにつれて少しずつクリック数が少なくなっています。

 

Zohoやメールを使った営業・マーケティング活動サポートします!

今回、メールマガジンの送付や効果検証には、Zoho CRMとZoho Campaignを使用しました。
Zoho CRMを使うと、Zoho CRM内で管理している顧客に対して一斉にメールを配信することが可能です。さらに、Zoho Campaignを連携させると、画像の入ったhtml形式のメールマガジンを直感的な操作で簡単に作成することができます。
メールを配信した後の開封率やクリック率なども、この2つのツールを使って検証することが可能です。

弊社トライエッジでは、Zoho CRMの最初の構築のみならず、日々の運用も含めてサポートします。「Zoho CRMを導入したものの、うまくデータを活用できていない」とお悩みの課題がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!