Zoho CRMと他社CRMの比較~機能やコスパを徹底解説!~

テレワークもだいぶ浸透してきた現在、これまで対面で行ってきた営業活動や顧客フォローを見直し、遠隔でも機能する営業組織を構築しようと新たにCRM(顧客関係管理ツール)の導入を検討している人も多いかもしれません。しかし、CRMにはたくさんの種類があり、何をどのような基準で選択すべきか分からない人が多いのも事実です。本日は、CRM導入を検討している方向けに、Zoho CRMをはじめとした代表的なCRMを比較解説しながら、CRMを選定する際のポイントをお伝えします。

CRMの効果を最大化するために。導入前にやるべきことを解説

2019.01.04

CRMを選定する上でのポイント

国内外を問わず様々なCRMが存在する中で、一つのツールを選定するのはそう簡単ではありません。特に、CRM導入が初めての場合、各ツールのサービスページや口コミ情報などを確認しても情報量が多く、何を軸に比較検討すればよいか迷ってしまうことも多々あります。

では、一体どのようなポイントにおいてCRMを比較検討すればよいのでしょうか。

CRMを選定する上で重要な4つのポイント

  1. CRMを使って何をしたいのかイメージする
  2. 機能性を知り、何が今or今後必要な機能なのか比較検討する
  3. 他ツールとの連携性を知る
  4. UIがシンプルか確認する

1.CRMを使って何をしたいのかイメージする

最初に考えるべきポイントは、「CRMを使って何をしたいのか・どんなことを実現したいのか」の言語化です。
「CRMを使ったほうが営業管理がうまくいきそう…」などの曖昧なものではなく、たとえば、

  • 全ての商談状況を一目で分かるようにしたい
  • 既存顧客に対して定期的にメールマガジンを送りたい
  • HPからの問い合わせが自動で顧客情報として登録されるようにしたい

など、今抱えている課題を言語化し、どう解決すれば良さそうかイメージするのが重要です。

いくら様々な機能性を有している素晴らしいCRMでも、自社の問題解決の手段とし適合しない場合もあります。「せっかく導入したのに全くやりたいことができない…」と宝の持ち腐れにならないためにも、最初に「CRMを導入して何を解決したいのか」を明確にしておくようにしましょう。

 

2.CRMの機能を知り、何が今or今後必要な機能なのか比較検討する

1でお伝えしたように、CRMを使って何をしたいのかイメージができたら、次にすべきは、各ツールの機能性を知ることです。
そもそもCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)とは顧客との関係を一元管理することを目的としていますが、基本的にはどのツールも共通して大きく2つの基本的機能を備えています。

❶顧客情報管理の一元化
❷データを活用した分析・見える化

CRMを使うと、顧客の基本情報や過去の取引実績、過去から現在までのコミュニケーション履歴などの一元管理が容易になります。また、それらの蓄積された情報を分析・見える化すると、顧客ごとのニーズや特徴に合わせた戦略を立案したり、遂行したりすることが可能になります。

ほぼ全てのCRMが上記の機能を備えていますが、いきなり全部の機能をはじめから使いこなそうとするのは至難の業です。
まずは、各ツールにおいて「どのような機能があるのか」と全体像を把握し、その後、現在の自社の状況を鑑みて、今すぐ必要な機能が揃っているか、今後必要になりそうな機能も揃っているか、という視点を持って比較検討することが重要です。

あれもこれも…と最初から欲張ってしまうと、使いこなせずに終わってしまう可能性があります。スモールスタートでよいので、まずは各ツールの全体的な機能性を概観し、その上で必要な機能を段階的に足していくことをおすすめします。

 

3. CRMと他ツールの連携性を知る

CRMは、様々な他ツールを連携させて、その利便性や効果を高めることが可能です。たとえば、最近多いのは、MA(マーケティングオートメーション)やDMP(データマネジメントプラットフォーム:自社サイトに訪れた顧客の行動や属性情報などのデータを収集・分析し、顧客とのコミュニケーションを最適化するためのプラットフォーム)、会計ツールや名刺管理ツールなどがあげられます。

CRMで必要な情報収集が完結できない場合には、先ほどお伝えしたようなその他ツールからデータを参照する必要があります。

いざデータ連携をさせたいとなった場合に、「連携できると思っていたのにできない…」という事態に陥らないように、CRMを比較検討する時点で、もともと使っている他ツールと連携させる予定はあるか、実際にうまくデータ連携できそうか、という視点を持つようにしましょう。

 

4.UIがシンプルか確認する

どれだけ評価のよいCRMツールだとしても、実際に現場で運用されなければ全く意味がありません。現場メンバーが自走してCRMを使いこなし、スムーズな運用を実現できるか…その決定打は「UIがシンプルで操作しやすいこと」だと考えます。

初めてCRMを導入するとなると、恐らく今までExcelなどのアナログ管理をしてきた方も多いかもしれません。そのような方にとって、何か新しいITツールが導入されるとなると、「うまく操作できるか…」「入力方法を覚えられるか…」などと不安は尽きません。

このような場合、現場の抵抗が少なく、導入のハードルが低いものを選択することが非常に重要ですので、CRMツールを比較する際は、そのツールのUIがシンプルであること、直感的に操作しやすいものであることを必ず確認するようにしましょう。

CRMの販売会社に問い合わせると、デモンストレーションを体験できるケースも多いです。Zoho CRMなど、期間限定で有料プランの機能を無料で使えるツールもあるので、一度試験的に使ってみるのも良いでしょう。

 

Zoho CRMと他社CRMの比較

それではここからは、代表的なCRMツール計4点を実際に比較します。以下では、4つのCRMツールを先ほどお伝えしたポイントも踏まえながら、新たに「現場定着の早さ」や「最も使われているプラン(価格)」などの情報も入れて比較検討したものです。

Sales Cloud Zoho CRM kintone ちきゅう
運営会社 Salesforce
(アメリカ)
Zoho
(アメリカ)
 サイボウズ株式会社
(日本)
  株式会社ジーニー
(日本)
機能性の高さ
他ツールとの
連携性
カスタマイズ性
UIのシンプルさ
現場定着の早さ
最も利用されている
プランと価格※1
エンタープライズ
¥18,000
エンタープライズ
¥4,200
スタンダードコース
¥1,500
プロ
¥4,980

             ※1. 年間契約時の1アカウントあたりの価格

❶Sales Cloud(Salesforce)

CRM導入を検討する際に、まず最初に名前があがるのがSales Cloudでしょう。Sales Cloudは世界15万社以上が導入しているCRMツールで、日本でも圧倒的なシェアを誇っています。

特徴としては、柔軟なカスタマイズが可能なことと、他システムとの連携が容易であることがあげられます。自社のビジネスや業務形態に合わせて柔軟なカスタマイズが可能で、Sales Cloudをベースに、様々なシステムを統合したり、社内のITインフラを整備することが可能です。

一方で、CRMツールとしてはかなり割高で、最も利用されているエンタープライズプランだと、18,000円/人月のコストがかかります。様々な機能が揃っているからこそ、社内で使い方のレクチャーや研修を徹底して行うなど、全員がきちんと使いこなすことを前提に導入する必要があります。

 

❷Zoho CRM(Zoho)

弊社トライエッジが公式パートナーとして取り扱っているCRMでもありますが、Zohoの一番の特徴は、❶でご紹介したSales Cloudと同等の機能性やカスタマイズ性を有しており、それでいて価格が非常に安い点です。1ユーザーから利用可能で、月額利用料も抑えめな為、まずはスモールスタートとして導入したい方や、Sales Cloudほどの予算はかけられないものの、まずは試しにCRMを使ってみたいという方にはおすすめです。

一方で、海外ツールを日本語に変換しているため、一部表現がわかりにくい箇所があったり、日本語対応していない機能があったりします。実際のユーザーからは「慣れれば問題ない」との声が多いですが、導入の際は代理店などによる導入や運用支援のサポートがあると安心です。Zoho CRMは15日間の無料期間を設けているので、実際に自分の手でしっかり操作性やUIを確認してから検討するのもよいでしょう。

 

❸kintone(サイボウズ)

kintoneとは、サイボウズ株式会社が提供しているクラウド型の業務アプリケーション作成サービスのことで、業務全般に必要なアプリをユーザーが簡単に作成できるのが最大の特徴です。UIもシンプルで、高度なプログラミングの知識がない方でも自前で簡単にアプリを作成することができます。

たとえば、今現在利用しているExcelファイルを自動でアプリに変換した場合、Excelの使いやすさをそのまま残しつつ、自動でクラウド上に情報付加・データの一元管理、データを活用した分析・グラフや表などを使ったデータの見える化などを行うことが可能です。

一方で、気軽にアプリを作成できる分、アプリが乱立し、逆に管理が複雑になったり、二重入力になってしまうケースもあるようです。アプリの数が多ければ多いほど、作成したアプリ同士の連携も複雑になってきますので、あらかじめ入念に全体設計を計画しておくことが重要です。

 

❹ちきゅう(ジーニー)

ちきゅうとは、株式会社ジーニーが提供しているCRM/SFAで、kintone同様、専門的知識を持たない初心者でも使いこなすことが可能で、シンプルな構造・UIの分かりやすさ・現場への浸透の早さなどが好評のシステムです。「現場にシステムが浸透する」ことを一番重要視しているツールなので、無駄な機能はついておらず、リテラシーがなくても使えることを前提に作りこまれています。

一方で、❶~❸でご紹介したような一般的なシステムと比較すると、やや物足りなさ・不足感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。一番安いライトプランは1,480円/人月ですが、一通りの機能が揃えたければ、プロプラン(4,980円/人月)を契約する方が多いようです。また、最低10ユーザーからの利用が必要なので、従業員数が10名以下の企業や個人事業主などの方でCRMを使いたい方には、少し不向きかもしれません。

 

CRM導入にお悩みの方はZoho CRM公式代理店のトライエッジへ

多種多様なCRMを担当者が1人でリサーチし、比較検討していくことは非常に時間と体力を必要とします。一人で悩まず、各ツールを取り扱うベンダーに相談をしてみるなど、プロや第三者から意見やアドバイスをもらうのも重要です。

弊社トライエッジは、Zoho CRMの導入支援はもちろんのこと、「やはりどのCRMを選定すべきか分からない…」などとお悩みの方向けに、無料相談会も実施しております。ぜひお気軽にご相談ください。