BANT(BANT条件)とは? | CRM / SFA関連用語

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BANT条件とは、法人の見込み客を絞り込むときの判断基準になる4つの条件のことで、Budget(予算)、Authority(決裁権)、Needs(必要性)、Timeframe(導入時期)の頭文字を取ったものです。

法人への営業の場合、この4つが揃わないと成約に至るのは難しいと言われています。それぞれ1つが欠けた時の状況を想像してみましょう。

まず、十分なBudget(予算)がないと、商品を購入することが困難になってしまいます。次に、Authority(決裁権)がない場合、担当者に商品を気に入ってもらえても、社内で稟議を通したり、上司の承認を得たりしなければならないため、即決ができません。また、Needs(必要性)が欠けていると、そもそも購入を検討してもらえません。予算や決裁権があり、必要性もあったとしても、Timeframe(導入時期)のタイミングが合わないと、成約に至ることができません。

個人に向けた商品であれば、BANT条件の4項目すべてを個人あるいはその家族で決定することがほとんどです。そのため、条件のうちのどれかが欠けていたとしても、個人とコミュニケーションを取り臨機応変に対応することができます。

しかし、法人の場合、成約に至るまでに多数の人が関わることが多いため、BANT条件によって確度を見極めることが必要となります。